私の郷土(ふるさと)…新庄

年齢を重ねるほど四季折々の風情あふれるこの郷土に生まれ育ち、暮らしていけることの幸せを感じるようになりました。
綺麗な空気とおいしい水、美しい山々や新鮮な農作物、人情味あふれる人付き合い…
立地面においても山形新幹線の始発終着駅として、また東北中央道も首都圏と直結し陸路の交通の要となっており、経済・文化・暮らしとあらゆる面において恵まれているこの地で心豊かに暮らすことのありがたさ!

【春】「お城の花見」と「カド焼きまつり」

最上公園(新庄城址)の桜が開花すると、おもちゃ、アイス、綿菓子などキラキラと眩いばかりの出店が軒を連ねて私たちを出迎えてくれる「お城の花見」が開催されます。
毎日心待ちにして親にせがんで連れて行ってもらいました。

 

 

【夏】「新庄まつり」(=ユネスコ無形文化遺産)

市民ならば皆の心の中の宝物です。
幼い時から待ちに待った「おまつり」を迎える時、何とも言えない至福の高揚感に包まれます。山車(やたい)の行列の圧倒的な迫力、若連の囃子の響きが町中を包み込み、興奮と熱気が満ち溢れます。
そして「まつり」が終わったとたんに夏が終わりを告げ真っ青な秋空に代わるのですが、この空を見上げてはホロ苦いような甘酸っぱいような感傷的な思いに襲われることを私たちは知っています。だからこそこの一瞬を心に刻むために全身全霊でまつりに参加します。

【秋】「実りの秋」と「いも煮」

新庄は昔から町なかの商店街と周辺地域の農家によって成り立っています。
秋になると一斉に稲刈りが始まり活気が漲り、商店街の皆さんも農家が豊作だと商店街も潤う、と一心同体の気持ちで豊作を願います。
我が家も、家族や親せき総出で活き活きと稲刈りを行い、締めくくりの「刈上げ餅」をこよなく堪能しました。また「いも煮会」もお気に入りの河原を舞台に、職場や仲間内でよくやりましたね。庄内風豚肉みそ味と山形風牛肉醤油味のどちらも食べる我が町はちょっと贅沢かもしれません♪

【冬】雪、雪、雪

子供のころは、雪合戦、スキー乗り、雪まつりに行きたい!と、通学は大変だったものの楽しく遊んだ思い出がたくさんあります。大人は毎日の除雪作業にうんざりすることも多いのですが、雪を憎むのではなく、楽しむものにする子供って天才かもしれませんね。
改めて子供の頃の自分に教えられます・・
この大雪があればこそ春の芽吹きが待ち遠しく尊く、桜見を皮切りに、雪の消え際から採ったふきのとう、みずみずしい山菜の数々は至宝ですらあります。

私の故郷(ふるさと)新庄はこんな素敵なまちです
この魅力をさらに磨き上げて子孫に伝えたい!